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一生懸命学習するから技術士に合格するのではない

技術士の試験を受験するにあたって、あなたがこのような「合格の仕組み」を理解し、それを実践すれば、いわゆる努力とは無縁なままで自動的に合格証があなたの手元に転がり込んでくるのです。

なぜそのようなことが断言できるのかというと・・・・・・。

これから受験を控えたあなたの前で強調するのは憚られるのですが、実は、私自身がこの“合格の仕組み”を実践して技術士試験などを一発で合格し続けたからなのです。
それも、受験資格が発生してすぐに受験して、しかも一発合格し続けた、という事実があるからなのです。

とはいっても、私は別に天才でもなんでもありません。
学歴も、一応、大卒ではありますが、そんなに偏差値の高い学校ではありません。
むしろ私は、あなたには無い“大きなハンディキャップ”を抱えていたことを申し上げるべきでしょう。

というのは、結果として、一発合格を連発した私がこの業界に入ったのは、なんと満30歳のときだったのです・・・。
私の技術者キャリアは、三十路からのきわめて遅いスタートだったのです・・・・。

それまでの私は、文学部出身の精密機械メーカーのしがない一営業マンでしかありませんでした。

毎日毎日、日中は顧客の強烈なコストダウンの要求にビクビクしながら、そして夜になると上司や先輩に
「飲みに行くぞー!つきあえ!!」
といわれるのが週に5日ほど・・・。

お金も時間も、喜びも・・・何も残らない生活をつづけていたのです。

休みの日になると、いつも

『・・・俺の人生は、ここで、このまま、こんな調子で終わってしまうのかなあ・・・』

という、漠然とした不安を感じていました。

同時に、そんな現状をなんとか打開したいという焦燥感に常に駆られていました。
しかし一方で、「では具体的にどうしたらいいのか」という、自分の歩みたい道がまったく見えてこないために、焦りが不安を呼び、それは膨れ上がる一方だったのです。

そんな不幸な生活を続けていた、入社4年目の、とある日・・・・・。


その日も相変わらず顧客の叱責を受けてブルーになっているところを先輩につかまって、
『ちょっと一杯つきあえ!』。

大阪の難波駅近くの居酒屋。

先輩が繰り出す会社批判、同僚批判に愛想笑いを浮かべ続ける虚無な時間が過ぎて、やっと解放されて我に返った夜10時過ぎ・・・。

そんなときでも、何かのきっかけをつかみたかった私は、ふと、たまたま目の前にあった書店に入り、たまたまある本を手に取ったのです。

それは、旧建設省のお役人の方である関正和(故人)さんという方が書いた『大地の川』関正和 大地の川という本でした。

もう、今は書店には置いてないみたいですが、かれこれ10年以上前には、自然を回復させるという概念を定着させたという点でバイブルのような一冊になった本なのです。

これまでコンクリートの三面張りの川だったところを、敢えて土盛りの土手に改修しなおして、本来の自然豊かな川に戻していこうという、いわゆる「多自然型河川工法」についての本でした。

私は、本屋での立ち読みで吸い込まれるように数十ページをサーっと読んでしまい、そして帰りの電車の中、そしてそれからずっと夜が更けゆくのも構わず、何かにとり憑かれたように、一気にその本を読み切ってしまいました。
読み終わったのは、まだ未明の夜の静寂の中でした。

そのとき、私の心に、とうとうブレイクスルーが起きたのです。
『自然を回復する・・・なんて素晴らしい職業があるんだ!私が進む道はコレだ!!』

それまで蒙昧としていた私の目の前で、一瞬のうちに暗黒の海が裂けて、先へ先へと続く一つの長い道がボワァーっと浮かび上がってきたのです・・・・・。

もう、そのように進む道が見えてしまうと、気持ちと行動をとめることはできません。
年齢も省みず、土木業界、それも、川をきれいにするということで下水道の世界へ飛び込む決心が固まったのです。

もともと高校二年生の基礎解析で行き詰った程度の私ですから、当然、工学的センスなど皆無の状態での技術者としてのスタートではあったのですが、もうこれから先の人生は薔薇色だ!というキラキラした希望(思い込み)を抱きながらの旅立ちでした。

しかし・・・・・・。


私自身は与えられた業務を一生懸命こなしていたのですが・・・・・・もともとの技術者としてのセンスのなさをカバーすることはできなかったようで、上司の私評は

『ん―・・・、キミは・・・良くも悪くも・・・ないねえ・・・もっと結果残すかと思ってたけど』
『今年も、私の大学の後輩でキミみたいな人の入社の話があったけど、お断りしたよ』

このような低評価は、会社内にとどまることを許さず、
お客様からも、
『なんだ、あなた何にも分かってないねえ。・・・・担当代えさせてもらうよ!』

・・・・・。 


正直に書くのが恥ずかしいくらいですが、あなたのために白状すると、私の技術者としてのスタートは、こんな惨憺たる状態でした。

年齢が進んでいる分、まわりの私に対する評価は、甘えを許さない、辛辣なものだったのです。
私自身、そのようなハンディキャップがあることは十分承知していたので、自分の努力が周りの人を納得させられるだけのものではなかったことについて、そのような評価を受けるのはそれはそれで当然の報いとして理解はしていました。

しかし・・・、実際にそのような針のムシロに座らされると、やはりつらいものです・・・・。


きつい日々を過ごしていました。

こんなはずではなかった・・・と。

朝、通勤のため電車に乗ると、絶えられないような急激な腹痛が襲ってくることもしばしばありました。
おそらく神経過敏な状態だったのでしょう。

顧客や上司に怒られっぱなしで、自分のミスが露見することにビクビクしながら、顧客に無知を白眼視されながら、滅茶苦茶ハードな仕事を終えて・・・・、やっと真夜中過ぎに家にたどり着いて・・・


「ああ・・・死にたいなあ・・・」


と、赤子の夜泣きの世話に追われている妻は当時冗談としか思わなかったようですが・・・・・
そんな溜め息交じりの弱音を吐いていたのを・・・・よく覚えています。


しかし、責めるべきなのは、顧客でもない、上司や同僚でもない、ましてや家族なんかでは決してない・・・・・自分なのです。

周りの誰もが、すくなくとも自分よりはレベルが高く見えていました・・・・・・・。

でも・・・・


そのような周りの人が何度も受験と不合格のワンパターンを繰り返す中、こんなにデキの悪い私が技術士の試験については一発合格を果たし続けたのです。

それは、技術士の試験には“合格の仕組み”というものがあることに気付き、それに沿って合理的な行動を実践したことによって、いともたやすく実現できたのです。

“いともたやすく”というと、誤解を招くかもしれませんね。
努力をしなかった、という意味ではありません。むしろ私は、私自身は二次試験に一発合格するために相当な努力をしてきたと自負しています。

私の知っている人の中で、私ほど技術士の合格法について分析し、私ほどの覚悟をもってメニューを実行していた人はいません。

そのような努力を積んだ私だからこそ、実際の技術士の試験会場では99%の自信がありました。

残りの1%は、交通事故や病気などといった止むを得ない外的な合格阻害要因で、これはさすがに自力ではどうしようもありません。

しかし、そのようなものを除けば、合格するために私自身が出来る全てのことは実践してきた、という自負がありました。

ただ、私が実際に技術士に合格した後、その99%の自信はいったいどこからきたのだろう、ということをプロセスとして振り返ってみると、苦難の伴ういわゆる“努力”というものは、実はあまり意味がないことに気付いたのです。

誤解されないようにもう一度お断りしますが、努力というものを真っ向から否定するわけではありません。
むしろ・・・、努力に溺れる危険性について注意をしていただきたい、ということなのです。

というのは、その努力が合理的なものでないかぎり、期待している成果は伴わないからなのです。

努力、とか、がんばる、ということは尊いものだという思いは、昔から変わりません。
しかし、結果を残す、という観点からすると、ただ単に努力すればいい、とか頑張ればいいんだ、ということだけでは不十分であることに気付いたのです。

結果を求めるという目標がある中においては、厳しいようですが、結果が伴わない努力や頑張りには、何ら価値がないのです。

頑張ろうが努力しようが、餌にありつけなかった鼠は、飢え死にするだけなのです。

努力そのものが目的化した時点で、逆に真の目標の達成は難しくなるのです。

あなたは、このような冷徹な現実を、きちんと認識しなくてはなりません。

このように、“一生懸命学習していればいつかは技術士に合格するんだ”ではなくて、次の技術士二次試験に合格する学習方法、つまり技術士合格に一番合理的な学習をコツコツ・・・コツコツ・・・と確実に実践し続け、そしてやり切るからこそ、合格という成果が後から勝手についてくるのです。

言い換えると、“合格の仕組み”に則った合理的な行動を取り続けることが、あなたが技術士になる一番の近道なのです。


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