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2008/09/21 技術的体験論文のテーマとはいったい・・・?

みなさんこんにちは。
今回からは、技術的体験論文の作成方法についてお話していきたいと思います。
その第一回目として今回は、
「技術的体験論文のテーマとはいったい・・・?」
と題して、お送りいたします。

論文とはなんぞや?
これをお考えになったことはあるでしょうか。
一口に論文といっても、入試の小論文、学校の卒業論文、学術論文から、新聞の投書欄の投稿まで、いろんな目的のいろんな論文がありますね。
いずれも、とある主題、つまりテーマについて、自分が考える主張を、相手にわかってもらうために論理的に述べているものを指しますね。
端的に言うと、各々の論文の違いというのは単にテーマが違うだけですね。
それについて自分の見解を表明することや、その見解を持つにいたった思考のプロセスを論理的に表現するところは、まったく同じであると考えられます。

ここで、技術士の技術的体験論文について考えてみましょう。
技術的体験論文のテーマとは、いったいなんでしょうか。
それについて、今年度の技術的体験論文の問題を見てみましょう。

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、
実際に行った業務のうち受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。
さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望

この問題文を見る限り、技術的体験論文のテーマは

「あなたは技術士にふさわしいのか?」

ということに尽きますね。

決して

「あなたが経験した業務は?」

という単純なものではありません。
それを、あたりまえのこと、とバカにしてはいけません。
このことをきちんと意識するのとしないのとでは、論文の書きっぷりがまったく変わってきます。
単にあなたが経験してきた業務を紹介するだけでは不十分、というよりも、不合格なのです。
あなたが

「あなたは技術士にふさわしいのか?」

というテーマについて、

「そうです。わたしは技術士にふさわしいのです」

と自分の主張を訴えて、それを試験官に理解してもらって、初めてそれが合格へとつながるのです。

主張を訴えるのですから、選挙演説と基本的に同じです。
であれば、おのずと、文章のつくりは“私は・・”が多くなりますよね。

その自分の主張というのは何かというと、・・・これはあたりまえですよね。

「私は技術士にふさわしい」

ですよね。
あとは、そのあなたの主張を、相手、つまり試験官に理解してもらうために、(1)から(5)という条件の中で表現していくのです。
最終的には説得する必要がありますから、

「だから私は技術士にふさわしいのだ」

という結論に向けての説得のストーリーがドラマのように整然としている必要があるのです。
この整然と、というのが、論理的だ、ということなのです。
この「ドラマのように」という部分は、また後日詳しくお話いたしますが、さわりだけ
ご説明すると、

イ わたしは、AはDであると考える。
ロ なぜなら、AはBであり、BはCであり、CはDである。
ハ ゆえにAはDである。
この三段論法でいうAというのは、“私”ですよね。
そしてDというのが“技術士にふさわしい人物”となります。
これが整然とした、論理的な主張なのです。

相手の試験官は、あなたの書いたドラマのストーリーを辿ることによって「あなたは技術士にふさわしい」ということを理解してくれるのです。
ただし、実際の技術的体験論文では、上記イロは、書きません。
あたりまえのことだからです。
ロについて、(1)から(5)というスペースを借りて説明するのです。

単に
「経験しました。」
ではなく、
「あなたが何を感じ、それをどう考え、そしてどう実行したか、さらにその結果はどうだったのか」
ということについて時に図表を交えた説明を通じて、証明していくのです。
これがよく言われる、“業務報告”と“経験論文”のちがい、ですね。
この部分についても、後日改めて触れてみたいと思います。

このように、技術的体験論文を書くに当たっては、まずそれが論文、すなわちあなたの主張を相手に訴えるのだ、ということを明確に意識する必要があります。
そして、相手に訴えるテーマは「私は技術士にふさわしい」ということなのです。

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