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2008/11/02 フレームワークの中は一文一意でストーリー化!

みなさんこんにちは。

本講座では、前回に引き続いて今回も技術士二次試験の技術的体験論文において、
その出来栄えをグレードアップさせるための裏技についてお話したいと思います。

前回は「論文の骨格作り フレームワーク」と題して、
目次を考えることからはじめることによって、
論旨のすっきりした論文をつくるためのフレームワーク、
つまり大枠ができる、ということをお話いたしました。

これを受けて、本日は、

「フレームワークの中は一文一意でストーリー化!」

と題して、
論文の大枠を作成したあとで、
実際の論文の文章を書き綴るにあたって注意すべき
ストーリーの作り方について
お話したいと思います。

前回までの配信をお聞きになった方は、
ぜひ論文のフレームワーク、つまり目次をまず作成してみてください。

あなたが技術士としてふさわしい、ということを相手が理解するために必要な見出しを、
見出し1、見出し2、見出し3・・・
と、だんだんブレークダウンしてどんどん付けていきましょう。

すると、その見出しを見ただけで、
どんな経験について述べているか、
ということが読者が容易に理解できるようになるはずです。

そこまでできれば、次の作業は、
それぞれの見出しの中、
つまり実際の論文の文章を初めて書いていく、
ということになります。

でも、あまり怖がることはありません。

何もない状態で漫然と論文を書き始めるのではなくて、
いわば設計図が予め用意されている状態なのですから、
その設計図どおりに仕上げてさえいけば、
論旨のとおったストーリー性のある論文に仕上がることになるのです。
ただただ、各々の見出しに忠実に文章をつなげていけばよいだけなのです。

前回の配信では、
わたしの技術的体験論文のフレームワークを例として提示いたしました。
今回は、そのうち、もっとも重要な部分である第4章について振り返ってみましょう。

前回の配信で、第1章では
経験した業務を述べて、
第2章では選択した業務の課題を、
そして第3章ではその業務においての私の立場と役割について述べています。
そして、第4章では、その業務の中で、
どうして私が技術士としてふさわしいのか、
ということをアピールする内容が書かれることになります。
そのアピールは、以下のような見出し、
つまりフレームの中で表現されなければいけないことになります。

4,課題解決のために技術的に創意工夫した点(見出し1)
4-1,汚濁源別削減負荷量の算出(見出し2)
(1)業務遂行上の問題点(見出し3)
(2)問題解決のためのポイント(  〃  )
(3)私の判断(  〃  )
(4)解決方法の実践とその結果(  〃  )
4-2,・・・・
(1)・・・・
(2)・・・・
(3)・・・・

私は、創意工夫した点を実際には2例挙げたので、4-2という見出し2がありますが、
4-1の課題とは直接的な関連性はありません。
したがって、まず4-1のフレームの中だけで、
私が技術士としてふさわしい、
ということを表現しなければならないのです。

ということで、改めてこの4-1のフレームをみていただくと、
問題点の把握ができていて、
しかもその問題点を解決するためのポイントを抑えていて、
しかもそのポイントについてどのような判断を私が下したのかも書かれていて、
しかもその結果も示されることになります。
つまり、これらがきちんと示されていれば、
技術士として技術を駆使しながら問題を解決するという、
まさに試験官に対して現実世界で通用する自分の実力を証明することができそうですね。

そこまでくれば、あとは、このそれぞれの見出しの中で、
素直にそれぞれの見出しについての説明をしていけばいいだけなのです。

逆にいうと、
それぞれの見出し以外のことについて触れる必要は、全くないのです。

全くありません。

むしろ、別のテーマに触れてしまうと、
せっかく予め整理したフレームワークを乱すことになり、
論旨が脱線してしまいます。

つまり、読み手側からすると、
なんともすっきりしない、レベルの低い論文!
という評価がなされてしまうことになります。

もっとも、論文を書きなれている人であれば、
論旨を外さない程度にフレームワークの中で遊びの部分を紛れ込ませることも可能でしょうが、
文字数制限もあり、論文自体に書きなれていない人は、避けたほうが懸命でしょう。

なにも、素晴らしい論文を書きあげる必要はないのです。
あなたは、合格する論文を書きさえすればいいのです。

ですから、見出しには忠実になりましょう。
そして、見出しについての説明だけをするように心がけましょう。

また、その説明の文章は、一つの文章に一つの意味だけを込めるようにするのが重要です。
つまり、一文一意、ということです。
一つの文章には、一つの主語(S)、一つの述語(V)、ということですね。

よく、だらだらした長い文章を書く人がいますが、
単純に考えると、長くなれば長くなるほど相手の理解を難しくすることになりますから、
一つの文章にいくつもの意味を乗せているような文章は、
一つ一つを分断してしまいましょう。

たとえば、次のような文章はいかがでしょうか?

******************************
技術士に合格することが、自分自身の人生をシアワセにするために
なくてはならないもので、シアワセな人生を送るという目的を達成
するための小さな目標の一つだと思って技術士に合格したいと思っ
ているが仕事が忙しくて、なかなかまとまって勉強する時間はとれ
ないので、通勤時間にipodで勉強している。
******************************

非常に長い、稚拙な文章ですね。
なんとなく言いたいことはわかるけれど、きちんと理解できないという、
なんとももどかしい文章ですね。
技術士試験でこのような文章を書いていては、試験官に読んでもらえません。

では
これを、一文一意で分断してみましょう。

○私は(技術士に合格することが、自分自身の人生をシアワセにするためになくてはならないものと)思う。
○私は(技術士試験の合格ということは私がシアワセな人生を送るという目的を達成するための小さな目標の一つと)考えている。
○私は(技術士に合格したいと)思っている。
○私は(仕事が忙しく、なかなかまとまって勉強する時間が)とれない。
○私は(通勤時間にipodを利用した勉強を)おこなっている。

いずれも、カッコの前が主語でカッコの後が述語になります。
一つの主語に一つの述語しかありません。

これが、分かりやすい文章の基本です。

いくら形容詞や副詞が長くても、このSとVさえはっきりしていれば、
文章を読み解くのは容易なのです。

あとは、この一文一文に適切な接続詞を配したり、
論文っぽくない言葉を論文らしい言葉に置き換えたり、
さらにストーリーがスムーズになるように
文章の順番を入れ替えたり、語尾や“てにをは”を変えたりして、
ちょっとだけ加工していけばよいのです。

○私は技術士試験に合格したいと希望している。
○それは、技術士試験に合格することが、自分自身の人生をシアワセにするためになくてはならないものと考えるからである。
○つまり、技術士試験の合格ということは、私がシアワセな人生を送るという目的を達成するための、小さな目標の一つでしかないのである。
○しかし、仕事も忙しく、なかなかまとまって勉強する時間はとれない。
○そこで私は、通勤時間を有効に使おうと、ipodを利用した勉強法を実践している。

このように、一文一意に注意して文章を分解して、
適切な接続詞を使用してストーリー性を形作っていくのです。
そうすると、読み手としてスムーズに書いてあることを理解していくことが可能になるのです。

また、この分断行為は、ストーリーに関係のない文章を排除するという観点からも、きわめて重要です。

いかがでしょうか。
技術的体験論文を書く時間が少なくなってまいりましたが、このような工夫をして論文を締まりのあるものに仕上げてみましょう。

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