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2008/11/15 口頭試験合格のための十か条

こんにちは。
今回は、いよいよ最後の難関、口頭試験の時期が到来した、ということで、

「口頭試験合格のための十か条」

と題しまして、口頭試験に臨む上での心構えや、
どのようにすれば自信を持って口頭試験に臨むことができるのか、
といったことについて、お話いたします。

この口頭試験で一番問われているのは、

○技術的体験論文が、本当に経験したことなのか
○技術士たるにふさわしい人物か

になります。
筆記試験では判断できない問題解決能力や技術者としての器量など、
直接試験官が目で確認して判断する、という試験ですね。

ただし、筆記試験で出るような専門的知識を質問として問われるケースもあります。
しかし、一旦、筆記試験であなたの専門的知識のレベルは、合格とされているのですから、
仮にそのような質問に答えられなくても、合否に影響はないものと思われます。

しかし、あまりにも基本的な事項について答えられないと、
試験官の心象を害してしまい、その後の展開に差し障りが生じる恐れがありますから、
なるべく専門知識も試験前の状態まで回復しておくように心がけましょう。

そのようなことを前提に、それでは、口頭試験合格のための十か条をお話いたしましょう。

■1 試験官に敬意をもって望む
私の場合もそうでしたが、試験官の方は概ね穏やかで紳士な方が多いようです。
私の場合も、上下水道部門や総合技術監理部門の口頭試験を受けたのは
もう夕方近くだったのですが、試験官の方は朝から何人もの口頭試験をこなされていて、
きっとお疲れになっていたはずなのですが、
笑顔で私を向かい入れていただき、
「緊張しなくていいですよ」
とやさしいお言葉をかけていただけるのです。

それだけで私は感激してしまいました。
ああ、この試験官の方にめぐり合ってありがたい!という具合に。

この気持ちが大事です。
このように試験官の方に敬意を抱いて試験に臨むことによって、
あなたの言動、振る舞いに謙虚さ、真摯さが担保されて、
さわやかな、明るい印象を相手に与えることができるのです。
相手に敬意を抱くということは、コミュニケーションを円滑にするための必須条件です。

試験官の方は、あなたを成功に導くためにあなたの人生のポイントを切り替えてくれる
という重要な役割を担っているのです。
そんな重要な役を務めている方には、思いっきり敬意を表しましょう。
ただし、ゴマをすったり露骨なことをすると逆効果ですからご注意ください。

しかし
「あなたはこんな論文をかいているようじゃ、技術士としてふさわしくありません」
などと、いきなり意地悪な質問をされるケースもあるようです。
いわゆる圧迫口頭試験ですね。
運悪くこのような状況になってしまった場合、
挑発的な言葉をまともに受けてたってしまって、
「お言葉ですけど・・・!」
などと言い合いになってしまって、結局自ら合格の権利を投げ捨ててしまう人がいます。
このような不遜さを感じとった時点で、試験官の気持ちはあなたから離れてしまいます。
一度離れたものは、試験時間のものの数十分のうちに取り返すことは不可能です。
つまり、技術士たるにふさわしくない人物という烙印を押されて、不合格となります。

あくまでも目的は合格することです。
気分よく口頭試験を受けることではありません。
であれば、執拗な反論を始めることや自分の意見を押し通すことには何ら値打ちはありません。
ですから、意地悪な質問をされたからといって、
それを真正面から受けてしまって怒りをそのまま表情に出してしまうようなことは、ゼッタイに避けるべきです。
単に“浅はかな”という悪い印象を相手に与えてしまうだけです。
極意は、受け流すことです。
ですから、もし
「こんな論文じゃ、合格しませんよ、アナタ!」
といきなり言われても、まず
「どうも・・・恐れ入ります」
と、頭の一つも下げておいて、
あとはさらっと弁解するぐらいにしておきましょう。
相手の感想は感想で、そう思うのは自由ですし、
いまさら論文を書き直せるわけでもありませんから、
ここは、なるべく失点を最小限に食い止めるという
合格という目的に対して合理的な判断を下しましょう。

しかし、とっさの判断ではなかなか自分の気持ちを制御することは難しいですから、
後で申し上げるように、このような事態も事前に想定して、練習を積んでおきましょう。

■2 技術的体験論文は何度も音読しておく
論文の中には意外に言い慣れていない単語を並べているケースがあります。
したがって、それを急に言葉として音にしようと思うと、
おかしなイントネーションとなってしまったりすることがあります。
そのようなことがあると、
“おかしな言葉を使っているけれど、本当に論文を自分で書いたのか?”
などと相手がいらぬ懐疑心を掻き立てることになります。
そのようなことになって口頭試験のいい流れを変えてしまわないように、
論文は何度も音読して、口の動きを論文に馴染ませておきましょう。

また、場合によっては、論文のプレゼンを求められるケースもあると思われます。
そのような場合、即興で回答に描いたストーリーから外れずに要点だけ説明することは、きわめて困難です。
しかし、予め音読を何度も繰り返しておくことによって、
頭に論文のストーリーが叩き込んであれば、
そのような事態になっても落ち着いて回答することができるはずです。

毎日、最低5回程度は音読するようにしましょう。

■3 技術的体験論文の説明は素人がわかるレベルで
試験官の方はいずれも業界のリーダーとして名だたる方々ばかりです。
知識という点では我々の及ぶところではありません。
しかし、ことあなたが論文で書いた技術的分野については、というと、
そこまで局所的な技術になると、いくら大御所といっても詳細な部分までは
把握していないというケースがあります。
このような状況であなたが論文の説明をするときに心がけるべきことは、
いったいなんでしょうか?
それは、相手にわかりやすいように、噛み砕いてなるべく簡単な言葉で
分かりやすく説明する、ということです。
これも、前述したとおり謙虚で真摯な姿勢があなたにあれば、
自ずとそうなってしまうはずです。
ぜひ、普通の人にあなたの専門技術を理解してもらう、といった気持ちで
説明するように心がけましょう。
難しすぎて
「もっとカンタンに説明してください」
といわれるケースはあっても、
簡単すぎて文句を言う人はありません。
相手が理解していない会話は、いくら専門的で正確であっても、零点なのです。

■4 筆記試験はフォローしておく
私もそうでしたが、筆記試験でできなかった箇所を、口頭試験の際に質問されることがあります。
ですから、特に不正解だった部分については、質問されることを前提に十分に復習しておきましょう。
これは比較的聞かれる可能性が高いですから、確実に潰しておきましょう。

■5 想定質問に自ら声に出して何度も答える
口頭試験の場では、どうしても緊張してしまいます。
緊張しない、というような状況にするのは困難です。
であれば、緊張する、ということを前提に、
緊張しても大丈夫、と思えるような準備をすることが大事です。
では、その「緊張しても大丈夫、と思えるような準備」とは、
いったいどんな準備でしょう?
それは、繰り返し口頭試験の練習を積んでおくことです。
何でも初めてやることに対しては幾ばくかの緊張を覚えますが、
何度も同じ経験をしていると、緊張しなくなる、
ということはお分かりいただけることでしょう。
クルマの運転も、初心者マークの頃はドキドキしながら運転していても、
慣れてくると、なんていうことのない感覚になってしまうようなことです。
つまり、繰り返し体験しておくことが、緊張を和らげるコツになるのです。
口頭試験においては、模擬口頭試験を繰り返すことです。
この模擬口頭試験は、職場の上司にお願いしてもいいですし、家族がいる人は家族でもいいでしょう。
また、なかなか頼みづらい、という人は、何も人に頼ることもありません。
セルフトレーニングに励みましょう。
壁に向かって自分の作った質問に繰り返し答えましょう。
毎日これを繰り返せば、本番の口頭試験までに、模擬口頭試験を十数回できるかもしれません。
この作業をしていない人に比べて、このアドバンテージは大きい意味を持ちます。
全員が緊張している中で、あなただけは「緊張しても大丈夫」な状態に仕上がっているのです。
あとは安心してドアをノックしましょう。

■6 想定質問を200問ぐらい作る
今の想定質問に声を出して模擬口頭試験を行う、ということについて、
その想定質問も、いつも同じものに答えていては、あまり効果があがりません。
ですから、圧迫的な質問や自らの揚げ足をとるような質問も含めて、
なるべくたくさんのバラエティに富んだ想定質問を作り出しましょう。
わたしは専門事項や転職したこと、趣味なども含めて、200問程度用意しました。
結局、そのものズバリの質問はほとんどありませんでした。
しかし、この200問の質問を考える際にいろいろ過去の業務などについて調べたことが
その場での安心、つまり自信につながり、
想定外の質問に対しても、落ち着いた気持ちを維持しながら答えることができました。

■7 “奥の手”を用意しておく
そうはいっても、すべての質問に答えられるわけではありません。
なかには、度忘れしてしまった、とか、ぜんぜん聞いたこともないような
質問をされる可能性を排除することは困難です。
であれば、そのリスクは受け入れてしまいましょう。
受け入れた上で、そのリスクを最小限にすればいいのです。
つまり、答えられないような質問が来たときのために、
気の利いた答えを予め用意しておく、
ということです。
これをしているだけで、ずいぶん気持ちは落ち着くはずですね。
質問に答えられなくてもいいのですから。
最も、これを連発していては合格はおぼつきませんから、
あくまでも奥の手としてもっておくにとどめましょう。

■8 事前に下見をし、当日は一時間前に会場へ
試験前日は、なるべく下見をしておきましょう。
当日のあなたがとる行動イメージをつけた上で、
思っている行動が実際に取れるかどうか調べておきましょう。
それに、前日特有の緊張感を味わうという点でも効果的です。
なにより、当日会場への路に迷ってしまう、といった不安要素がなくなるのが大きいですね。
合格は、そうした不合格要因を予め排除していくことから導かれるものです。

そして、当日は、試験会場に慣れる意味でも、一時間前には到着するように出かけましょう。
会場には控え室があって、椅子と机が用意されていますから、そこで最後の追い込みに入りましょう。
試験開始10分前に到着していきなり口頭試験室入るのと、
きちんと腹を括ってから口頭試験室にはいるのとでは、戦う気持ちが全く違うはずです。

■9 手にはハンカチを
細かい部分ですが、口頭試験のときに椅子に座っていると、どうしても手持ち無沙汰になってしまいます。
そんな落ち着きのない態度をとらないために、手にはハンカチをさりげなく持ちましょう。
見た目がきれいですし、くしゃみや咳がでても、
とっさにポケットから取り出すようなあわただしいことにならずにすみます。
なにより、エチケットができている、といういい印象をあたえることができます。
しかし、試験官によっては、
「ハンカチはしまってください」
といわれるケースもあるかもしれません。
そういわれたときは、素直にしたがいましょう。

■10 直前10分間は自己暗示
最後に、自分の順番がくる10分前ぐらいからは、自己暗示タイムに入りましょう。
“なんとかなる・・・ゼッタイにうまくいく・・・試験官の人はやさしい・・・十分練習してきた・・・だからゼッタイ合格する・・・ゼッタイ・・・”
などと、自分自身に言い聞かせましょう。
“きちんとこたえられるかなあ・・・”
などと、自分を疑ってしまってはいけません。
最後は、きちんと考えて対策をとってきた自分を、信じてあげましょう。
それが、自信を持つ、ということです。

そのように腹を括っていると、名前が呼ばれた瞬間、
「よしっ!」
という覇気がみなぎりますから、それが相手にも伝わって、
いい雰囲気のまま口頭試験はすすんでいくはずです。



いかがでしょうか。
今回は、口頭試験に合格するための十か条についてお話してまいりました。

いずれにしても、この口頭試験が、
今後のあなたの人生の左右する大きなポイントであることには間違いありません。

自分の人生を真剣に生きたいのであれば、
惜しみない準備を、合理的な方法で行って、
合格という結果を勝ち取りましょう。


また、ぜひこの講座をお聞きになった感想や意見などを、ぜひお寄せください。
「こういうところが参考になった」
とか
「こういうところはよくわからなかった」
「こういうことを聴きたかった」
など、どんな内容でも結構です。
そんなあなたの感想を今後の配信に反映させていきたいと思いますので、
ぜひご感想をお寄せください。
アドレスは、
kouza@gijutsushi-jiritsu.com
です。

また、発表は来年の春と少し先になりますが、
合格した、また残念ながら不合格だった、
という場合でも、
ぜひ結果をおしらせください。

それではご健闘をお祈りしております。

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