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2010/04/30 総合技術監理部門攻略のポイント〜実力の証明〜

こんにちは。

前々回の配信では、技術士の総合技術監理部門について、
その資格の位置づけについてお話いたしました。

そして前回は、
具体的な攻略のポイントには二つあって、
そのうちの一つである総合技術監理の知識の習得、
すなわち5つの管理技術などについてですが、
これまであなたが知らなかった総合技術監理上の様々な情報を
理解する方法について、お話いたしました。

今回は、その攻略のポイントのもう一つ、
総合技術監理的な“実力の証明”について
アドバイス申し上げたいと思います。


知識をいくら習得しても、それは単に、
あなたの頭の中に総合技術監理的な情報が刻まれた、
というだけであって、
この世の中の課題は解決されたか、
という視点からみると、
まだ何ら意味を成していないのです。

意味を成すためには、
あなたが、その知識をもとに総合技術監理的な視点から
課題をいち早く捉えて、そしてそれをあなた自身が思考して、
さらに行動としてアウトプットして、
そのような課題を解決していく必要があるのです。

したがって、総合技術監理の最終地点は、
この、あなたの知識をもとにあなたが考え、
そして行動することによって、
社会の課題は解決することができたのか、
ということになるのです。

このようなあなたの体験を、
総合技術監理的に整理し、それを人に分かりやすく説明すること、
言い換えると、体験を題材にして、論理的に、人を説得する、
これがすなわち“実力の証明”に他ならないのです。

あなたが、その情報や知識を基にして、
社会、もっと限定すると、あなたの携わっている業務が抱える
生の課題を解決するというあなたの“実力”を、
技術的体験論文や口頭試験という決められた平等なレースの中で
いかにしてあなたの業務実績の中から導いてくるか、
ということになるのです。

実力の証明、などと書くと少々重たい感じがしますが、
実は、そう難しいことではありません。

平たく考えてみると、
家庭の主婦は、無駄使いを減らして家計のやりくりをしながら、
子供を学習塾に遣り、なだめすかして時には叱りながら、
朝のごみの分別をして、
井戸端会議でいろんな情報も仕入れて、
さらに内職に精を出す・・・。
そしてまだ同じコトを繰り返していく・・・。

これこそ、まさに、
総合技術監理的な視点で日々の生活を実践している、
ということといえるのです。

無駄使いを減らすのは、経済性管理。
子供を学習塾に遣り、時になだめ叱るのは、人的資源管理。
ごみの分別は、社会環境管理。
井戸端会議は、情報管理。
そして内職は、これは夫の給料の激減を恐れるというリスク管理ということで安全管理になります。

当然、内職に精を出しすぎたら、
こどものしつけもおろそかになりがちですし、
井戸端会議にもなかなか参加できなかったりするでしょう。
また、子供の勉強に力を入れるあまり学習塾に通わせると、
ストレートに家計が圧迫されます。
でもやっぱりいい学校に入らせたい、でも家計は苦しい・・・
こんなトレードオフの課題についても、
空いている日曜日にフリーマーケットで不用品を売って、
その売り上げをお月謝に回したりなどと、
知恵を凝らして乗り切っています。

このように、普通の主婦も
これら一切にうま〜く折り合いをつけて、
家族のために、なんとか日々の暮らしを凌いでいるのです。

残念ながら、あなたは主婦ではありません。
したがって、
「家族のために」を「社会のために」、そして
「日々の生活」を「日々の業務」に置き換えたら、いいのです。

ただ、それだけのことなのです。

あなただって、気がついていないだけで、
すでにこのようなことは経験しているはずなのです。

ただし、学生時代の経験では、やはりまずいので、
そこは資格の趣旨を鑑みて、
日々の業務の中で、という条件のもとで
経験を洗い出していけばいいのです。

総合技術監理部門の合否の決め手は、
この総合技術監理的な実力の証明
が決め手といっても過言ではないでしょう。

すでに体験としてあなた自身が持っている記憶を、
大変だった過去という一面的な観点から嫌な思い出として振り返るのではなく、
総合技術監理の視点から捉えなおして、
大変で完璧ではなかったけど、
いろんな問題をなんとか遣りこなしてきたな、
という貴重な経験として振り返る・・・。

完璧である必要はありません。
課題の難易度に上限が無い以上、完璧な対処というのも、
必ずしもあり得るものではありません。

むしろ、この視点があるかどうかが、
まったく同じ体験をしてきた人であっても、
有資格者となれるかなれないかの、
大きなポイントなのです。
知識の大小ではありません。それは前提にすぎません。

少々、概念的な話をしすぎたかもしれませんが、
これを履き違えている人が、実はあまりにも多いのです。

ここまでの説明で、総合技術監理というものがよく把握できない、
とあなたが考えていたとしても、
単に視点を変えるだけでいいんだ、
ということに気付いていただけたでしょうか。

総合技術監理的な知識は、一朝一夕には蓄積されませんが、
総合技術監理的な視点は、いまこの瞬間にも身につけることができるのです。

では、このような総合技術監理的な視点についてですが、
これをもとに、あなたの実力を証明しなくてはなりません。

でも、もう実は半分以上、峠を越えてしまったといえるでしょう。
ご安心ください。

あとは、試験テクニックの範疇といえます。

では、あなたがこの視点を持っていて、
さらに解決のために行動することができるのか、ということを
技術的体験論文や口頭試験などで相手に伝え、
さらに理解してもらうためには、
いったいどうすればいいとおもいますか・・・?

ここまで聴いていただいたあなただけに、
そのヒントを差し上げましょう。

実は、課題設定がカギを握っています。

課題さえ設定されれば、
あなたはその課題をなんとか100点ではなくとも解決してきたわけですから、
課題解決方法は、かならず整理できるはずです。
だからこそ、その課題設定、言い換えると、どのような点が課題なのか、
ということをきちんと記述としてくっきりと明示して、
わたしはちゃんと総合技術監理的な感性をもっているよ、
とわざわざ提示してあげることが、大事です。
気付いてもらえるはずだ、などと甘く期待しないほうがよいでしょう。

もっというと、
“総合技術監理的な観点からすると・・・”
というフレーズを書けるかどうか。

これが、一つの合否の分かれ目になります。

対象は何であれ、
それを総合技術監理的な視点から捉えてみて、
具体的な課題を抽出していくつかのポイントに整理することさえできれば、
あなたがその
“視点”
をもっている、ということが、相手に伝わるでしょう。

「総合技術監理的な視点から」というフレーズを実際に書くかどうかは別にして、
すくなくとも、この課題提起という部分がなくては、
筆記試験でも、体験論文でも、口頭試験でも、合格はおぼつかないでしょう。

なぜなら、すべてのことがらにおいて、
課題を発見することが、
解決の第一歩なのですから。

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